設立10年という組織の節目を迎え、かつての「尖った文化」と現在の「組織の安定」の間で揺れていたWOW WORKS株式会社。代表取締役の林様は、福利厚生や給与といった「条件」だけでは埋められない、求職者とのマインドの乖離に危機感を抱いていました。
その課題を解決するために選んだのは、求人媒体への掲載でもエージェント活用でもなく、採用の根幹となる「採用コンセプト」の定義と、自社採用サイトからの応募数を増やす直接採用支援サービス「Chokusai(チョク採)」(以下Chokusai)でした。
今回は、採用課題解決のきっかけとなった、「コンセプト開発」と「Chokusai」の導入について、代表取締役の林様にお話を伺いました。
WOW WORKS株式会社
WOW WORKSは「未来の驚きを創り出す」をビジョンに掲げ、常に革新と創造に挑む企業です。最新の技術と斬新なアイデアを取り入れ、革新的な製品やサービスでお客様の期待を超える価値を提供します。
目次
組織の成長と共に失われた「圧倒的な熱量」
林様:組織が大きくなるにつれて、僕らがもともと持っていた「尖った部分」が薄れてきてしまったんです。創業当初は、社員全員の誕生日会をありえないほどの時間をかけて企画したり、忘年会も合宿でやったりと、何をやるにしても本気で作り込んだりといった、「楽しい」を追求する圧倒的な熱量がありました。そういうのが好きな人が集まっていたんですよね。
ところが、社員数が増え、世代も広がってくると、リスクを考えて尖ったことができなくなっていた。今の会社の中身が、本来目指すべき姿と見合っていないんじゃないか……という悩みを抱えていました。
林様:「条件」だけで選ばれてしまう怖さがありました。福利厚生や給与は悪くない水準を整えていますが、それゆえ応募の際は環境や福利厚生で選ばれることが多く、ミスマッチを感じていました。
僕が最終面接で直接話せば、9割以上は内定承諾してくれるんです。スキルではなく内面を重要視して深く掘り下げるから。でも、これまではそのメッセージが外に出せていなかったので、入り口でのズレをずっと感じていました。
林様:我々が忘れていた「尖った部分」を体現する熱量がある会社だと思ったからです。これからさんの「COREKARAの日常」という社内ブログをみて、まさに「楽しい」を追求している会社だと思いました。本来目指すべき当社の姿はこれだ!!と思い、御社をパートナーとして選びました。
施策:”感覚”ではなく”設計”で作る採用コンセプト
多くの企業が採用ページに掲げるのは、ビジョンやミッションの転記です。候補者はその言葉を読んで、自分がそこで働く姿を想像できるでしょうか。
採用コンセプトは、会社のいいことを並べるものではありません。自社が採りたい人材が、競合他社ではなく自社を選ぶ理由を、候補者の言葉で語るものです。ビジョンを持っているだけでは足りません。それが「誰に」「何を」「どう伝えるか」まで設計されていなければ、どれだけ良い会社でも候補者の心は動かないのです。
WOW WORKSが抱えていた「条件で選ばれてしまう」という課題も、突き詰めればここに行き着きます。会社の本質的な魅力は確かに存在していました。ただ、それが戦略的な言葉になっていなかったのです。
COREKARAの採用コンセプト開発は、担当者の主観や思いつきでコピーを決めるのではなく、5つのステップを積み重ねて「根拠のある言葉」を導き出すプロセスです。
採用コンセプト開発 ── 5つのステップ
感覚ではなく、データで正解を導く
STEP 1
自社分析
経営陣インタビューで会社のビジョン・採用したい人物像をヒアリング。活躍している従業員へのインタビューも実施し、「入社の決め手」「働くメリット」など従業員目線の魅力を引き出す。
STEP 2
競合分析
採用市場での競合を3軸で整理。①事業領域が直接重なる競合、②採用ターゲットのスキルセットが重なる競合(広告・営業代行など)、③カルチャー志向で人材が流れうる競合。
STEP 3
ペルソナ設定
競合・自社分析を踏まえ、採用したいターゲット像を具体化。WOW WORKSでは「現状の”当たり前”に満足せず、困難すら”面白い”に変換できる冒険心と当事者意識を持つ挑戦者」と定義。彼らが求めるのは、貢献が報酬に直結する確信・事業の当事者として関与できる裁量権・本気で支え合えるチームワークの3つ。
STEP 4
コンセプトの言語化
「再現性」「変化歓迎」「ワクワク駆動」「成果直結評価」「本質思考」「オモシロジカル」「大人のチームワーク」「挑戦常態化」の8つのキーワードを整理。「仕事も遊びも本気で向き合う」姿勢を軸に、採用コピー候補を絞り込む。
STEP 5
SNS広告 検証テスト
6案のキャッチコピーをFacebook・Instagramで同条件配信。配信エリア・年齢・性別はすべて統一し、クリック数が最多のコンセプトを採用。「なんとなく」の感覚ではなく、データに裏打ちされた正解を導き出す。
ヒアリングで思い出した原点と、データによる検証
ー今回の中心となる「楽しいを本気でやる」というコンセプトは、どのようにして生まれたのでしょうか。
林様:御社からの徹底的なヒアリングを受けて、自分たちの根源にあるものは何なのかを必死に考えたんです。そこで思い出したのが、先ほどお話しした「誕生日会も忘年会も本気でやっていたあの頃」の精神でした。あ、僕たちは「楽しいことが好き」な人が活躍している会社だったんだな、と。
ただ、それを独りよがりな言葉にしないために、これからさんにはデータで裏付けるロジックを提示してもらいました。
林様:まず、僕らの想いを御社と一緒に複数のコンセプト案に落とし込みました。
・あなたに、最高の舞台を
・未完成だから、面白い。
・”楽しい”を本気でやる会社。
・ワクワクしてる大人が、本気で働く会社。
・ワクワクしたい大人、募集。
・すごい仲間が集まる会社。
これらの案を実際にSNS広告として配信し、クリック数を計測したんです。その結果、市場の候補者に最も刺さったのが、「”楽しい”を本気でやる会社。」でした。「なんとなく」の感覚ではなく、データに裏打ちされた「正解」を導き出して、さらにそれをクリエイティブやサイト改善まで一気通貫で繋げてくれる。この体制こそがこれからさんの強みだと感じています。
【図1:採用コンセプトの検証結果】
決まったコンセプトを採用サイトにも落とし込みました。
【図2:採用サイトのBefore After】
共に悩み、伴走してくれる「これから」の存在
林様:はい。単に制作物を納品するだけではなく、コンセプトを体現するために「実際にイベントをやりましょう!」といったアクションまで提案してもらっています。
実際、今回の「自分たちで魚を釣ってきて捌いて食べる会」も、これからさんから「”楽しいを本気でやる”が採用コンセプトなのに、採用サイトにそれを裏付けるコンテンツがないので一緒に作りましょう!」という後押しがあったからこそ実現しました。単なる業者ではなく、僕らの組織課題に深く踏み込んで伴走してくれる、心強いパートナーです。
※ご相談・お見積りは無料で承ります。平日ですと最短当日にご対応が可能です。
「いいやつ」と共に、新しい「WOW!」を創造する。
林様:僕は「いいやつ」と働きたい。嘘をつかない、信用できる、ずるくない人です。そして、劣等感があっても自分を好きになりたい、自分を変えたいと願う「原石」のような人を、スキルではなく内面重視で採用していきたい。
WOW WORKSという社名には、「WOW!」と誰もが声をあげてしまう、そんな素敵なコト(お仕事)でお客様にお役立ちしようという想いを込めています。今回のプロジェクトを経て、ようやくその原点に立ち返る準備が整いました。
※ご相談・お見積りは無料で承ります。平日ですと最短当日にご対応が可能です。
編集後記:コンセプトが動き出した日。オフィスに広がる「WOW!」の輪
インタビューを終えた後、これからのダイニングエリアで、林代表が自ら釣ってきた魚を調理し、社員やこれからのメンバーに振る舞う「魚を釣ってきて捌いて食べる会」が開催されました。
鮮やかに魚を捌く林代表の姿に、参加した社員からは「社長がこんなに料理好きだなんて知らなかった!」「新たな一面を知ることができて嬉しい」といった驚きと喜びの声が上がりました。
まさに「楽しいを本気でやる」というコンセプトが、言葉ではなく体験として組織に浸透し始めた瞬間でした。
\WOW WORKSでは仲間を募集中です!/
この記事を読んでWOW WORKSに興味を持った我こそは「いいやつ」な方!楽しいを本気でできる仲間を絶賛募集中のため是非ご応募ください!
▼WOW WORKS 採用サイトはこちら
https://recruit.wow-works.co.jp/
※ご相談・お見積りは無料で承ります。平日ですと最短当日にご対応が可能です。
保護中: 群馬の広告代理店が、求人媒体・人材紹介を辞めて「開始から2週間」で採用決定できた直接採用術。
点ではなく線で繋ぐ。マーケティング視点での採用設計~自社のアイデンティティを言語化し、求める学生に深く刺さる「採用サイト」を共創~
「楽しいを本気でやる」──組織拡大で薄れた“自社らしさ”を取り戻す。WOW WORKSがCOREKARAと共に挑む、コンセプト起点の採用改革。
「求人倍率5倍」港湾荷役の採用激戦区で、採用サイトからの直接応募が2件から24件へ。鹿児島県の物流企業が20代採用に成功した直接採用とは。
開始から1カ月で採用できたのは、求めていた「真面目さ」を持つ人材。老舗建設会社が”Chokusai”で応募の「質」を変えた方法。